子ども食堂と繋がる! ~ボランティア活動の渡辺さんへインタビュー~
2022年5月9日
最近、【子ども食堂】という言葉が耳に馴染んできました。
今回は、越谷市東越谷で月1回子ども食堂を開いている「きなり食堂」へ伺い、
子ども食堂と繋がるとは何か・・・
ボランティア活動されている渡辺定雄さんからお話を伺いました。
子ども食堂と繋がる!
今回、お話を伺った渡辺定雄さんは、
越谷市在住歴31年。
元自衛官。
阪神淡路大震災を機に、地域における
防災・介護・福祉に役立ちたいと強く思うようになった。
越谷市内にある障がい者施設・高齢者介護施設での地域福祉活動や
住まいのある地域で消防団活動を行っている。
子ども食堂「きなり食堂」は、
立ち上げからボランティアメンバーとして活動中。
きなり食堂のボランティア活動に参加するきっかけは何ですか?
---「きなり食堂」は立ち上げメンバーとして、開設当初から携わっていますが、
何がきっかけだったのですか?
福祉活動している中で、子ども達に対しても何か出来ないかと思っていた時、
Facebookで「きなり食堂」のスタッフ募集が目にとまりました。
代表と話し、活動の趣旨に共感し、高齢者会食の調理経験も活かせるかと思い、
立ち上げメンバーの一員になりました。
きなり食堂では、どのような活動に携わっていますか?
---コロナ禍で、「きなり食堂」もお弁当配付という形式へ変更されて運営されていますね。
活動内容は変わりましたか?
きなり食堂開催当日は、朝から調理や盛り付け。
開催中は参加者さんとのコミュニケーションを大事にしています。
食堂のお弁当配付が終わったら、荷物の積み込み等の後片付けです。
休憩中に、ボランティア仲間との意見交換も大事な時間だと感じています。
---食堂に携わるボランティアさんは女性が多い中、
男性が加わると力仕事がスムーズにできそうですね!
どのような想いがあって、きなり食堂のボランティア活動をされていますか?
核家族化だけでなくコロナ禍でさらに、孤独に子育てをしている方が増えています。
「きなり食堂」を通じて子育て世帯の声を聞く。
困っていることだけでなく、嬉しいことも含めて・・・
地域で子育てができたら理想的ですね!
きなり食堂のボランティア活動で嬉しかったことは何ですか?
何よりも「きなり食堂」のメンバーになれたことです!
子ども達や保護者さんから『お弁当が美味しい』と言って、「きなり食堂」に通ってくれること。
参加された方々の笑顔が見られた時は、とても嬉しいです。
---私も「きなり食堂」に伺った際、ボランティアの皆さんも笑顔で迎えてくださり、
とても温かい気持ちになりました! お互いに【笑顔】で居られる空間って大切ですね。
本業とボランティア活動の両立はどうされていますか?
---渡辺さんは「きなり食堂」以外にも様々な活動をされていると聞いています。
本業との兼ね合いは上手くできていますか?
仕事の休みに合わせながら、ボランティア活動に参加しています。
現在は、妻も仕事が休みの日は、一緒に活動しています。
「きなり食堂」以外では、単身高齢者会食サービス、認知症高齢者グループホーム、
小規模多機能型施設、障がい者施設、障がい者グループホーム、障がい者作業施設等でボランティア活動をしています。
目標や夢、今後取り組んでみたいことは何ですか?
---地域と共に歩んでいる渡辺さんの目標や夢を教えてください。
コロナ禍で生活困窮者が増えています。
「きなり食堂」の活動に参加し、子育て世帯の声を聞くことが増えました。
何が必要か見極め、困っていることが解決できるようお手伝いをしています。
安心して子育てができるまち・越谷になると良いですね。
理想は、越谷市内の各小学校区に子ども食堂を開設できたら・・・と思います。
子ども達の行事が縮小しているので、
「きなり食堂」では新しい生活様式に配慮しながら
【食】だけでなく、【農】を通じた取り組みも計画しています。
---お忙しい中、取材協力ありがとうございました!
きなり食堂とは・・・
毎月1回土曜日に、シェアダイニングサルーテ(越谷市東越谷1-1-33)にて開催。
『ひとりひとりに寄り添う子ども食堂』
今は、コロナ禍のため、お弁当配付という形で運営中です。
きなり食堂連絡先
E-mail :kinari@mamatette.com
LINE : @743izfel
Facebook:https://www.facebook.com/kinarisyokudou
(2022年5月 by クワイエメンバー マユ)