18歳で成人です!~2022年4月から成年年齢引き下げ~
2021年11月10日
民法が一部改正となり、2022年4月1日から18歳成人が施行されますが、ご存知でしたか?
来年4月は、20歳だけでなく、19歳も18歳も成人ってこと??
20歳成人と18歳成人では、成人でできることは違うの??
成人式はいつやるの??
我が家は、まさにこの18歳成人の影響を受け、疑問が多いため、調べてみました。
2022年4月1日に成人になるのは誰??
明治時代から約140年間、日本での成年年齢は「20歳」と民法で定められていました。
この民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から「18歳」に変わります。
下記をご覧ください。
2022年4月1日に18歳、19歳に達している人は、新成人となります。
生年月日 | 新成人となる日 | 成人年齢 |
2002年4月1日以前生まれ | 20歳の誕生日 | 20歳 |
2002年4月1日から2003年4月1日生まれ | 2022年4月1日 | 19歳 |
2003年4月1日から2004年4月1日生まれ | 2022年4月1日 | 18歳 |
2004年4月2日以降生まれ | 18歳の誕生日 | 18歳 |
そもそも成人とは?
民法が定めている成年年齢とは、
自分1人で有効な契約をすることができる年齢
父母の親権に服さなくなる年齢
18歳成人でできることは何?
- 親の同意がなくても契約できる
- 10年有効のパスポートを取得できる
- 公認会計士、司法書士、医師免許、薬剤師免許など国家資格を取得できる
- 男女共に18歳で結婚ができる
- 性同一障がいの人が性別の取り扱い変更審判を受けられる
- 普通自動車運転免許が取得できる(従来通り)
- 公職選挙法や憲法改正国⺠投票の投票ができる(従来通り)
但し、20歳成人にならないとできないこともあります!
●飲酒をする
●喫煙をする
●競馬・競輪・オートレース・競艇の投票券の購入をする
●養子を迎える
●大型・中型自動車運転免許を取得する
18歳成人で気を付けたいところは?
一番ココが心配!というのは、「契約ができる」ことではないでしょうか?
携帯電話の契約、クレジットカードを作る、ローンを組む、仕事を決めて雇用される、一人暮らしの部屋を借りる・・・
様々な契約が、18歳成人を迎えるとできるのです!!
未成年者が契約をする際には、親などの法定代理人の同意が必要とされており、
その同意がない契約は原則として取り消すことができます(未成年者取消し)。
しかし、成年に達すると、親の同意を得なくても、自分の意思で様々な契約ができ、
未成年者取消しは適用されず、契約から生じる責任を果たさなくてはなりません。
大人である親でもスマートに対応できないことがありますから、
お子さんであればなおさらです。親子で確認し合うことが大事ですね!
成年年齢引下げに向けた高校生向けリーフレット(法教育リーフレット)にて、
契約について分かりやすくまとめられています。
消費者庁では、Twitter アカウント 消費者庁「18歳から大人」が開設されて、
18歳から契約できることに向けての情報提供を行っております。
また、消費者トラブルに巻き込まれた場合や困ったことが起きた場合、
相談窓口として、消費者ホットライン「188(いやや!)」があります。
消費者ホットラインの詳細は、こちら をご覧ください。
成人式はいつ行うの??
2022年度は、20歳だけでなく、19歳も18歳も成人になります。
そうなると、成人式って一度に3学年で開催するの??と思われるかと・・・
越谷市については、以下のような発表がありました。
民法の一部を改正する法律の施行により、 令和4年(2022年)4月1日から成年年齢が従来の20歳から18歳へ引き下げられます。 越谷市ではこれに伴う成人式の対象年齢について検討した結果、 令和5年(2023年)1月以降も引き続き、20歳を迎える方を対象として成人式を開催します。 |
20歳を迎えるタイミングでの成人式開催となりますので、慌てて準備を・・・とならず、ホッとしました。
(2021年11月 by クワイエメンバー・マユ)