越谷子育て応援フードパントリー
2020年3月10日
越谷市には、越谷子育て応援フードパントリー(せんげん台こども食堂が運営)があるのはご存知でしょうか?
ひとり親家庭など子育て中の家庭で食の支援が必要なご家庭を対象に無料で食料を配付する活動です。
その活動の代表である草場さんにお話を伺い活動をレポートしました。
活動を始めたきっかけ
「こども食堂」を運営する中で、支援が必要な課題を抱えた子育て世代の方が地域にいることがわかりました。
そこで、子育て中の家庭の「食」を支援するという形で、課題を抱える家庭と顔の見える関係でつながりたいという思いから、始めるに至りました。
様々なネットワークとの連携
対象者への情報発信では越谷市や越谷市社会福祉協議会が協力しています。
大袋地区の民生児童委員・主任児童委員・地域の方・子育て支援活動を行っている方がボランティア協力しています。
支援はどこから集まりますか?
主にフードバンクに集まった「もったいない」食品や、フードドライブで集まった家庭で余っている食品、地域の農家やお店から提供を受けた食品などです。
セカンドハーベスト・ジャパンの協力があります。
※セカンドハーベスト・ジャパンはフードセーフティネットの構築を目的とし、児童養護・母子支援・障害者支援等の福祉施設や生活困窮者などに食品の提供を行っています。
子育て応援フードパントリーを利用するにはどうしたらいいですか?
越谷市には2ヵ所のフードパントリーがあります。
- せんげん台こども食堂/せんげん台地内
- こどもかふぇ食堂ぽらむの家/越ヶ谷地内(令和2年6月稼働)
児童扶養手当の受給者証・越谷市生活自立相談よりそいの紹介状などを確認させていただいています。
申込数に制限があり、全ての申し込みにお応えできない場合がある旨、予めご了承ください。
詳細につきましては下記までお問い合わせください。
ご支援のお願いです。
この活動に賛同してくださる様々な方からのご支援をお待ちしております。
ご寄付頂ける物の内容や量により、受け取り方法を御相談させて頂きます。
【連絡先】
越谷子育てフードパントリー
せんげん台こども食堂 代表 草場
電話・080-4477-4825
メール・sengendaikodomosyokudou@gmail.com
●編集後記●
支援を受けている=なまけているとか、さぼっていると思われがちですが、それは大きな勘違いです。
例えば、一人で重度の障がいをお持ちのお子さんを育てながら内職をし家計を支えようと頑張っているお母さんがいます。ご自身の考えで生活保護は受けていません。
これは一つの特別な例ではありません。人それぞれ置かれた環境や背景があり、そういう事例は数えきれないくらいあります。
ニュースの世界ではなくて、私達が暮らしている越谷市内の話です。
そういう現実を見て見ぬふりをせず行動に起こしている越谷子育て応援フードパントリー,せんげん台こども食堂に関わる方々,代表の草場さんの活動に私は賛同いたします。
草場さんにお会いして「みんな子育てを頑張っているんですよー」と笑顔で仰っていたのが印象に残っています。
そして、この活動が広がりますようにと願っています。
埼玉県内で活躍している埼玉フードパントリーネットワークという団体もありますのでご参考までに。
(2020年3月クワイエメンバーbyミサペイ)