自分達で楽器を作って演奏する!~大間野小学校支援学級の取り組み

自分達で楽器を作って演奏する!~大間野小学校支援学級の取り組み

2019年12月9日

自分達で楽器を作って、さらに練習をして演奏をする!
そんな取り組みをしている越谷市内の小学校があるのです。
越谷市立大間野小学校の支援学級児童と担任・支援員が取り組んでいます。

今回、演奏練習をしている授業にお邪魔して、取材させていただきました!

楽器を作る! ~ウクレレ製作~

楽器製作および演奏の企画は、どういうきっかけで始めたのですか?

元々、ウクレレという楽器が「心の繊細な人達の気持ちを穏やかにする」効果が
あるという情報を持っていました。
この楽器を使って、支援学級の子ども達にも気持ちを整理するためのツールの一つになることができたらと思い、
製作し、本物の楽器を演奏することで、他にはない体験をさせることができれば・・・がきっかけです。
この企画実現に向けて、応援してくださる人々がたくさん動いてくださったことが動き出すきっかけにもなりました。

先生と演奏

支援学級に在籍している児童は何名ですか? 担当する先生や支援員は何名ですか?

在籍児童は、18名です。
担任は3名で、支援員が1名です。

この企画を受けて、保護者からの反応はいかがですか?

本物の楽器を製作し、さらに、それを演奏し、発表できることに、とても前向きで協力的な反応でした。

カラフルなウクレレ


---児童たちが製作したウクレレ
それぞれの想いが描かれていて
格好いい~!!

---「ウクレレを見せて?」と聞くと
みんな、誇らしげに見せてくれました。
こんな素敵なウクレレ、
自慢したくなりますね!(^_-)-☆

 

 

楽器を演奏する! ~ウクレレ演奏~

児童は、この企画をやり始めて、何か変化はありましたか?

自分で作ったものが自分のものになり、自分で弾けるようになるということが
子ども達の日常に大きなアクセントになり、とても前向きに活動することができています。
また、小さなトラブルなどで心が荒れてしまった時も、
休み時間に自分のウクレレを手にして、弾く姿がありました。
だんだん気持ちが落ち着いて穏やかな表情になり、
落ち着いて次の授業を受けることができた子どももいました。

ウクレレ製作や演奏で、気分が乗らない児童への対応は、どのようにされていますか?

ウクレレ製作時は、全員が意欲的に活動していました。
しかし、演奏の練習では、まわりとの差を感じて、手を止めてしまう子どももいます。
そこは、無理強いはせず、他の時間に個別にゆっくり練習させてから全体練習に臨ませています。

みんなで演奏

楽譜や演奏方法での工夫はありますか?

楽譜は、ウクレレの先生が指の置き方(コード)を食べ物の形に例えるなどして、
子どもたちが取りかかりやすく覚えやすいように、特別に考えてくださいました。
最初はコードもその食べ物の名前で言っていましたが、
最近は、FやCmなどのコード名を覚えて、使えるようになりました。

ウクレレ演奏のレパートリーは、いくつありますか? 発表する場はありますか?

レパートリーは、3曲。
「南の国のハメハメハ大王」「小さな世界」「Happy Birthday」です。
楽器ペインティングや演奏指導等でお世話になった方々が
所属されている団体のイベント(12月8日)での発表と
3月の卒業を祝う会での発表の2回あります。

さあ、みんなで合わせましょう!


―――大間野小学校の取り組みを取材の日
ボランティアで取り組みをサポートされている方がいらっしゃいました!
ボランティアの方にお話を伺ってみました。

ボランティアは何名いらっしゃるのですか? 役割などはありますか?

上手に演奏できました!
全部で14名います。

ウクレレ製作では、
ウクレレキットの仕入れに尽力くださった方が1名。
ウクレレのサンドペーパーの掛け方やペイント指導をしてくださった方が1名。

ウクレレ演奏では、
指導として専門講師が1名、
ウクレレ教室の生徒が3名お力を貸してくださっています。
また、市民ボランティア・ママボランティアとして、
子ども達に指の使い方や持ち方を
先生の補助的な立場でのお手伝いが8名います。

 

ボランティア活動中に心掛けていることはありますか?

大間野小の先生方のプロジェクトを成功させるために、
先生方と子供の様子を細やかにやり取りをして、
「楽しんで演奏する!」を忘れずに指導補助をしています。
子ども達の成長を心から喜んでそれを伝え、やる気に繋げていく・・・
そのような個別対応をし、それぞれのレベルにあった言葉かけを心掛けています。

ボランティアのみなさん

―――学校だけでなく、地域や保護者が一体となって取り組んでいるのは、素敵ですね!

 

~~ 取材を終えて、クワイエメンバーの感想 ~~

◆fika◆
一つの教室に、低学年から高学年まで集まった子どもたち。
それぞれ自由なスタイルでウクレレをつま弾いたり、はたまた寝てしまっている子がいたり…。
最初はどんな演奏になるんだろう?と思っていましたが、いざ合奏になると、
大人でもちょっと難しいコードの進行をきちんと弾きこなしていて、とても驚きました。
一見少しつまらなそうな様子の子やきちんと座っていない子でも、
その表情や態度からは推し計ることのできない、興味と情熱を秘めている子どもたちなのだなと感じました。

◆はるかず◆
カラフルでかわいらしい個性溢れるウクレレ。こんな自分だけのウクレレがあったら誰でもワクワクしますよね。
目の前にあると、触って音を出してしまいたくなるのが子どもの性分ですが、先生・ボランティアの方々が
フォローしながら授業を進めていました。
まだ4回目というのに、もう数曲レパートリーがあることにも驚き。
「この曲にはどのコードが必要?」という質問に関しても、瞬時に反応する子どもたちの記憶力にも関心しました。

◆マユ◆
子ども達の想いが描かれた個性あふれるウクレレ。宝物を見せてもらった気分でした!
演奏を始める前のコード確認では、先生よりも子ども達が詳しくて・・・(*^m^*)
本当に楽しんでいる様子が分かりました。
たくさんのボランティアが関わり、先生以外の大人との関わりでも
子ども達は、しっかり対応ができていて、立派でした。

(2019年12月 by クワイエメンバー fika、はるかず、マユ)

地図

越谷市立大間野小学校