学校に行かないと決めた子どもたち【その4】~フリースクール「りんごの木」~

学校に行かないと決めた子どもたち【その4】~フリースクール「りんごの木」~

2019年7月29日

前回の「学校に行かないと決めた子どもたち【その3】」では、学校に行かないことについて、
保護者へ伝えたいことについてお伝えしました。
今回は、「越谷らるご」のその他の活動についてお伺いしました。
お話しを伺ったのは、引き続き「越谷らるご」の理事長 鎌倉賢哉さんです。

理事長の鎌倉さん
                  理事長 鎌倉賢哉さん

 学校に行かないと決めた子どもたち【その1】 「りんごの木」の設立について、紹介 
学校に行かないと決めた子どもたち【その2】 「りんごの木」での過ごし方、勉強・進学について
学校に行かないと決めた子どもたち【その3】 学校に行かないことについて、保護者へ伝えたいこと
今回 学校に行かないと決めた子どもたち【その4】 「越谷らるご」の活動について

 

「越谷らるご」の活動についてお聞かせください。

大きくは5つの活動があります。フリースクール「りんごの木」、自立援助ホーム「ゆらい」、20歳以上の人の居場所
「ほっとりんご」、埼玉県ひきこもり相談サポートセンター、親の会・講演会です。
活動をしていくうちに色々繋がってきました。

自立援助ホーム「ゆらい」

以前「りんごの木」を利用していたお子さんのことがきっかけで、そういったお子さんのための生活の場としてホームを
作りました。法律で規定されている事業で措置費などを公費で頂いています。子ども達は児童相談所経由で
受け入れています。定員が6名で中学校卒業後から20歳まで利用出来ます。生活しながら自分でお金を貯めて
20歳以降一人で生活して行くことになります。365日24時間体制で4名のスタッフが交替で活動しています。

20歳以上の人の居場所「ほっとりんご」

20歳以上が対象で月2回毎回5~6人 多くて7~8人利用されます。仕事をされていない方もいらっしゃるので
会費は1回300円としています。活動は「りんごの木」が使っていない時間、夕方5時30分から行っています。
こちらの参加を足がかりに何かやってみようかなという気持ちになってくれれば良いなと思います。

埼玉県ひきこもり相談サポートセンター

厚生労働省の管轄で埼玉県の委託で行っているので相談料は掛かりません。電話でも来ていただいても
大丈夫です。6歳以上を対象としています。親だけでも大丈夫ですし、最近は親が亡くなった後のことを心配
される、ひきこもっている方の兄弟姉妹の方からの相談が増えています。20代~30代当事者の相談が一番
多いです。埼玉県内(さいたま市をのぞく)のひきこもり相談の第一窓口として行っています。

親の会

学齢期と20歳以上のお子さんをお持ちの親御さんの会の二つに分かれてお話しします。第一日曜日の午後に
毎回20~30名ほどが参加しています。お話しすることでアドバイスをもらうよりも自分達の悩みを話して気が楽に
なってもらいたいと思っています。「越谷らるご」を利用していなくても参加できます。参加がきっかけで「ほっとりんご」や
フリースクール「りんごの木」の利用や相談に繋がることもあります。

越谷市わくわく体験プロジェクト 
※「越谷らるご」の活動ではありませんが、鎌倉さんが参加されています。

以前はカヌーに乗ったり体育館で遊んだり子ども達が体験する会でした。なかなか子ども達が
出られなくて数が少なかったので、それなら間接的に親御さんに来てもらって親御さんが元気に
なってもらいたいということで行っています。今は「子どもが学校にいかないと言ったら」という
体験談を聞く会を中心に活動しています。
★こしがや子育てネットより
http://koshigaya-kosodate.net/docs/2013041600021/
          

  
  ひきこもり相談サポートセンター  埼玉県ひきこもり相談サポートセンター  大部屋   
                埼玉県ひきこもり相談サポートセンター                     大部屋
           

 特定非営利活動法人越谷らるご
 HP:http://k-largo.org/
 住所:越谷市千間台東1-2-1白石ビル2F
 TEL:048-970-8881



● ● ● 編 集 後 記 ● ● 

越谷に「りんごの木」というフリースクールが誕生したという話を聞いた時から、25,6年経って
いるんですね。今回お話を伺うことができて、再認識しました。
困難な状況にある子ども達から20代過ぎた方々に、寄り添う活動が密に展開されている事に感心
しました。大人の側から「ねばならない」という視点からの投げかけでなく、「一人一人のあり
のままの姿」を受け入れ、そこから「子どもが自らの意志で決定する」のを見守っていることを
強く感じました。それは部屋の家具や生活用具のセッティングなどにも現れていると思います。
又、見守る大人の忍耐力、愛情が深いのではないかとも思いました。
長い時間、お話を聞かせて頂きましてありがとうございました。(やまぴー)

もし子どもに「学校に行きたくない」と言われたらどうでしょう?
かなり!!動揺すると思います、、、。
鎌倉さんが言う「なるようにしかならない」は決して諦めではありません。
親が動揺したって仕方ない、それなら美味しいご飯を作って子どもと食べましょう!
という前向きなメッセージです。他にも親の心持ちをたくさん教えていただきました。
取材時はとても賑やかな「りんごの木」でした。取材している間も鎌倉さんに
話しかけてくる子ども達。自然体で過ごしている感じが印象的でした。
自分のことを自分で決めた子ども達はこの先もしっかり決めていけると思いました。(ゆきだるま)
 
取材にご協力くださった鎌倉さんに感謝申し上げます!!

★クワイエ関連記事★

不登校問題を考えよう【その1】 ~フリースクール「げんこつ」を紹介します~ ※全4回連載
「学校へ行きたくない」と言われたら ~越谷市教育センターに聞きました~
「ゆる育児」~がんばりすぎない子育てのススメ!【Q&A編・その1
「ゆる育児」~続・がんばりすぎない子育てのススメ!【Q&A編】
 

 (2019年7月 byクワイエメンバー れいなママ、やまぴー、ゆきだるま)

地図

フリースクール「りんごの木」

関連ワード