中学生自らスマホ・ケータイ利用ルールづくりをしています!

中学生自らスマホ・ケータイ利用ルールづくりをしています!

2016年12月7日

越谷市内の中学生が全国的にも珍しい取り組みをしているのをご存知ですか?
昨年(2015年)12月から越谷市内全中学校(15校)の生徒会代表が一堂に会し、
スマートフォン・携帯電話の利用共有ルールづくりをしています。
その名も『越谷市中学生スマホ・ケータイ共有ルール作成実行委員会』
3回目の最終会議に同席し、中学生自らの取り組みについて取材しました。

『越谷市中学生スマホ・ケータイ共有ルール作成実行委員会』とは

越谷市内全中学校(15校)の生徒会代表メンバーが集まって
平成27年(2015年)12月に第1回会議を開きました。

「越谷市立中学校に通う中学生約9,000人が
マホやータイをせに使うための48人ミーティング」ということから
『SKS48ミーティング』と名付けられました。

第1回会議で持ち上がった内容を各学校に持ち帰り、学級討議・生徒総会などで議論をして
翌年の平成28年(2016年)8月に2回会議を開催しました。
第2回会議では、具体的なルールが見えてきて、
最終会議となった第3回で、中学生自らルール内容を決定となりました。

今回決定したルールは、平成28年(2016年)12月の越谷市立小中学校長会へ提案。
小学校長にも周知をします。そして、校長会で承認を得た後に、各中学校で正式発表となります。

第3回会議の様子

10月22日(土)午後から越谷市内全中学校(15校)の
生徒会代表メンバー2名と引率教員1名が一堂に会しました。
また、最終会議の講評役として、平方中学校の大西久雄校長先生も出席でした。

越谷市教育委員会の職員が事務局として、時折、司会進行の補佐に入りながら、
越谷市中学生スマホ・ケータイ共有ルール作成実行委員会の委員長を中心に話し合いが進みました。

越谷市中学生スマホ・ケータイ共有ルール作成実行委員会越谷市中学生スマホ・ケータイ共有ルール作成実行委員会

「ルール」という言葉が強い印象を受けるので、言葉を変更した方が良いか?
言葉を変更するのではなく、補足の言葉を付けた方が良いか?

文章の文末表現は、「しましょう」が良いか?
それとも、「します」が良いか?

利用時間についてはどのような表現が良いか?

「LINE」と表記した方が良いのか?

各中学校の生徒会代表メンバーから様々な意見が述べられ、
一つの意見に対して、賛成論もあれば、反対意見も出ました。
どの発言も理由がしっかりとあって、筋が通っていました。
また、どの発言も多くの中学生に理解して欲しいという気持ちが強く感じられました。
そして、スマートフォン・携帯電話の利用を自分達自らが決めていく!
という意思がしっかり現れていました。

取材で同席させて貰い、生徒会メンバーの様々な意見が出る度に、
大人の私は大きく頷くことがたくさんあり、
また、こんなにも中学生が立派な考えを持って、
自分たちが日常的に使うスマートフォンや携帯電話の利用について
とても真剣であることに驚きもありました!
大人の方が不真面目で、スマートフォンや携帯電話の利用についていい加減かもしれません・・・

越谷市中学生スマホ・ケータイ共有ルール作成実行委員会越谷市中学生スマホ・ケータイ共有ルール作成実行委員会

この会議の委員長を務めて・・・

越谷市中学生スマホ・ケータイ共有ルール作成実行委員会で
この一年、委員長を務めた中央中生徒会長・佐藤さんにお話を伺いました。

  • 会議を通じて嬉しかったこと、大変だったことは何ですか?

参加された皆さんが真剣で、とても積極的に意見が出され、
それによって論点が広がっていくのが素晴らしく、
そういう会議で委員長をできて嬉しかったです。

しかし、たくさんの意見が出てしまって一つにまとめることが大変でした。
なかなか収拾がつかないこともありました。

  • 全15校の生徒会代表が一堂に会する機会が持てたことはどうでしたか?

様々な意見交換ができて、とても有意義でした。



第3回会議に同席させていただき、
中学生が真剣に取り組んでいる姿に感銘を受けました!!

スマートフォンや携帯電話の利用については、
大人が一方的にルールを決めてしまうことが往々にありますが、
子どもと大人が一緒に考えて、一方的に押し付けるのではなく、
お互いの意見を尊重し、折り合いをつけるからこそ、ルールが守られるんだと思います。

また、実際に使いこなしている中学生の方が
スマートフォンや携帯電話の利用について本質を見抜いていることも分かりました。
保護者である大人の方が曖昧で、いい加減。それでは、子どもも大人を頼りにしなくなりますね。

  • 大人も子どももお互いの意見・主張を聞く姿勢
  • 大人も子どももお互いがスマートフォンや携帯電話の利用について学ぶ姿勢
  • 大人も子どももより良い利用環境を作る姿勢

これらが大事なのでは・・・ と改めて考えさせられた会議でした。

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