その不調、もしかして?40歳を過ぎたら「更年期」を考えよう!

その不調、もしかして?40歳を過ぎたら「更年期」を考えよう!

2016年7月14日

家事に仕事に子育てに、毎日お疲れさまです!
どうしても後回しになりがちな自分の体調ですが、
「最近よく眠れない…」「気分が落ち込むなぁ」「生理が乱れがち~(-_-;)」など、小さな不調がありませんか?
もし当てはまったら、「更年期」ということも。
「えっ!?更年期なんて、もっとおばあちゃんになってからのことじゃないの?」というそこのアナタ!
実は更年期は40歳を過ぎたら、誰にでも訪れるものなのです!
今回は、今から知っておきたい「更年期」のアレコレを、保健センターの保健師さん方に伺ってきました。

そもそも、更年期障害ってなんだろう?

どうして起こるの?
40代半ばを過ぎるころから、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が徐々に低下し始めます。
ホルモンの減少が主な原因となり、心身に様々な症状が起こります。
また、この時期には環境の変化や心理的ストレスが重なることが多く、
こころとからだのバランスの不調和からも、様々な症状が出やすくなります。

どんな症状が起こるの?

 (1)顔がほてる。
 (2)汗をかきやすい。
 (3)腰や手足が冷えやすい。
 (4)息切れ、動悸がする。
 (5)寝つきが悪い、または眠りが浅い。
 (6)怒りやすく、イライライする。
 (7)くよくよしたり、憂鬱になることがある。
 (8)頭痛、めまい、吐き気がよくある。
 (9)疲れやすい。
 (10)肩こり、腰痛、手足の痛みがある。
 (11)トイレが近い、尿漏れがある。
 (12)膣や尿道がヒリヒリする、性交痛がある。

※5つ以上あてはまったら、更年期障害が疑われます。
 8つ以上あてはまった方は、更年期障害だけでなく、
 他の生活習慣病などの可能性も疑われますので、
 医師の指示を受けることをお勧めします。

更年期の兆候には、どんなものがありますか?

個人差はありますが、身体的な面では、月経の不順に加えて、
のぼせほてりが、更年期の兆候と言われています。
一番の目安となる月経の不順では、
周期が短くなったり、逆に半年くらいあいてしまう、
また経血の量も、少なくなったり、逆に多くなったりなど、不安定になります。
精神面での症状としては、脱力感不眠憂鬱な気分に陥る、などがあります。
きちんと3食食べ、良く眠っているのに、思い当たる原因もなく調子の悪い日が続いたり
疲れが取れない、という症状から始まる方もいます。

更年期障害の症状を詳しく教えてください

更年期は、閉経(平均年齢=50.5歳)の前後5年の、計10年をいいます。
( 子宮や卵巣の摘出手術などをした方は、早く症状が出てくることがあります。 )
統計的には、45~54歳の女性のうち、更年期障害の症状を訴える人は60~70%
そのうち、治療を要する症状を持つ人は、20~30%います。
よく言われるホットフラッシュというのは、特に暑い場所ではないのに、
突然ほてって汗が噴き出してくる症状です。
頻尿尿漏れなどは、年齢とともに筋力が衰え骨盤底筋がゆるむことに加え、
女性ホルモンが減少することも影響していると言われています。

粘膜の渇きによって、膣周辺にかゆみ性交痛が出てきたりする方もいます。

どのような状態になったら、病院へ行けば良いですか?

更年期の症状が出て、日常生活に支障をきたすようになったら
早急に医師(婦人科、女性外来、かかりつけの内科)に診てもらった方がよいでしょう。
重症化してしまうと、治療に時間がかかってしまうことがあり、
また、別の病気が隠れている場合もありますので、
「いつもと違うな」と感じたら、一度相談して頂くのが良いと思います。
忙しさなどで女性は我慢をしてしまいがちですが、
一人で抱え込まない」、「我慢をしない」ということが大切です。
治療としては、HRT(ホルモン補充療法)や、精神的な症状には漢方薬を使うこともあります。
うつの症状が強い場合は、精神安定剤や坑うつ剤、心理療法が用いられます。
HRTによる副作用としては、乳がんが言われていますが、
10年間女性ホルモンによる治療を続けた方で、
通常と比べての乳がんのかかりやすさは、1.3倍程度と言われています。

何かの要因で、良くなったり悪くなったりすることはありますか?

更年期は、 お子さんの自立やそれに伴う夫婦関係の変化、親の介護など
家庭環境の変化が大きい時期でもあり、
そのストレスによって悪化してしまうことがあります。
また、生活習慣が乱れると、
女性ホルモンやの分泌や自律神経のバランスが乱れる原因となります。
そういったストレスのかかる時期なので、
ご家族の方たちの理解やサポートがあるとストレスが軽くなり、症状も軽快する場合があります。
また、早めの受診をすることで、症状が重くならないうちに回復に結びつけることができます。

更年期の症状が出やすい人、症状を軽く済ませる方法はありますか?

更年期の症状は誰にでも出てくる可能性がありますが、
生活習慣が乱れている方、環境ストレスの大きい方、
遺伝的な要素が重なると、症状も重くなる傾向にあります。
また、元々うつなどの精神疾患を持っている方は、
更年期の精神的なイライラや落ち込みの症状が強く出てしまうことがあります。
症状の予防という観点からは、普段から生活習慣を整えていくということを心がけると良いですね。
(バランス良く3食食べる、運動習慣を身につける、良質な食物繊維を取る、ストレスを溜めない)
食事面では、女性ホルモンに似た働きをすると言われる「大豆イソフラボン」を、
日常的に取っていくことも、 ある程度は効果があると言われています。

家族歴などの影響はありますか?

ある程度、親子で遺伝的に体質が似るとは考えられますが、
各個人の環境的なストレスや生活習慣の違いなどによって、
親子でも相違は出てきますので、一概には言えません
月経前症候群が重い方は、更年期の症状も重く出る可能性がある、という説はあります。

更年期の時に気を付けたいことは何ですか?

『閉経の前後5年は、そういった症状が出てくることがある』ということを知って、
心に置いておくというだけでも違うと思います。
そして、 「いつもと違うな」という症状が出て、
食事・睡眠・家事・仕事といった基本的な日々の生活に支障をきたしたら、
誰かに相談する病院へ行くということが大事ですね。
更年期に近づいたら、若い頃よりも更に、
きちんと生活習慣を整えていこうという心構えも大切だと思います。

周りの人たちはどうサポートしたら良いですか?

周りの方たちからのサポートがある方は、症状が軽く済むことが多いです。
ですから、「更年期という時期がある」、「こういう辛い症状がある」ということを、
特に男性の方に知って頂くことですね。
辛い症状は一人で抱え込まず、家族にきちんと説明をしましょう。
特に精神的な症状は、自分で気付くのが難しくても、
「あれ?最近お母さんおかしい?」、「妻がちょっとおかしいな」と気付いてもらえるように、
家族の方たちにも知識を持ってもらうことが大切です。
早く気付くことで、辛い症状に早く対応することができますからね。
また、自分をいたわる時間を作ることができるように、家族の方々にも協力してもらいましょう。
病院にかかる場合も家族と行き、
医師や専門家からの説明を一緒に聞くというのも、理解を深めてもらえる良い機会です。
同じような悩みを持つ女性同士の仲間作りや、お互いの情報交換
「大丈夫?」といったちょっとした声かけも、気持ちが楽になり、安心感を得ることができますね。

 

 
 市民健康課(保健センター)では、保健師による相談も受け付けています。
  電話での相談は、匿名でも大丈夫ですので、お気軽にどうぞ。
  来所相談は、事前に予約をしてください。
  ◆市民健康課(保健センター) TEL:048-978-3511

 

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