こどもと平和について考えよう 絵本編

こどもと平和について考えよう 絵本編

2015年7月17日

今年は終戦からちょうど70年。
なかなか戦争や平和について、話すことってないですよね。
でも、やっぱり平和って大事!
ということで、70回目の終戦記念日を前に、家庭でできる平和学習を考えてみました。

今回は、平和や戦争についての絵本を紹介したいと思います。
 

子供たちと絵本を読んでみよう

絵本6冊を借りてきて、我が家の子供たち(6歳&4歳)と読みました!
下に紹介する絵本はすべて、越谷市立図書館で借りることができますよ。

☆はらっぱ 戦争・大空襲・戦後…いま 西村繁男・画 神戸光男・構成/文

ひとつのはらっぱを定点カメラで戦前~現代にかけて記録しているような絵本です。
戦前はらっぱでいろんな遊びをしている絵をみて、「これは何をしているのかな~?」と
楽しみながら読んでいきました。
しかし、途中から遊び場は食糧難のため畑になり、
大空襲での大火の絵に子供たちは息をのんでいました。
現代のはらっぱでも、子供たちがたくさんいて遊んでいる風景で、
子供たちは「よかったね~。」と話していました。
でも、現実は遊べるはらっぱはどんどんなくなってるんですよね…。
はらっぱでも、公園でも子供たちが安心して遊べる時代が続くといいなと思いました。

☆世界中のこどもたちが103 平和を作ろう! 絵本作家たちのアクション

「せかいじゅうのこどもたちが」という曲の歌詞とともに
103人の絵本作家の絵がたくさん並んでいます。
戦争の記述がないので、小さいなお子さんでも楽しく読めると思います。
絵本作家さんによって、絵がまったく違うので、ぱっと見絵本として
統一感がないので、不思議な感じでした。
でも、これが世の中の本当の姿かなと思いました。
下の子が、私の歌に合わせてめくっていく様子がとても微笑ましかったです。

☆ぼくがラーメンたべてるとき  長谷川 義史

「ぼく」がラーメンたべてるときに、となりでミケがあくびしたという感じで、
となりの家、となりの町、となりの国と物語が進んでいきます。
最初は絵も楽しい感じで、言葉遊びのような面白さがあり、
子供たちも引き込まれていきました。
最後は戦争にまきこまれて、倒れいている子どもでした。
子供たちは暗い終わり方にきょとんとしていました。
もう少し大きくなって読んだとき、感想を話し合いたいなと思いました。

☆ひろしまのピカ 丸木 俊

子供たちにはまだ早いと判断したので、一人で読みました。
平穏な朝食中に落とされた一発の原子爆弾。
一人の少女がみた悲惨な風景。
丸木さんの絵は独特ですが、胸にせまるものがあります。
広島、そして長崎のことを忘れてはいけないと改めて感じました。

☆よしこがもえた たかとう匡子 たじまゆきひこ・作 

戦前の食糧難、灯火管制、そして空襲の悲惨さを描いた作品です。
昨日まで仲良く遊んでいた妹が突然いなくなる。
守ってあげれなかった親の苦しみに涙しました。
この本は少しわかりやすい表現にして、読みました。
やはり微妙な顔をしており、まだ早かったかなと思いました。
その後、上の子が「戦争っていやだね」と話してくれました。

☆しんでくれた 谷川俊太郎・詩 塚本やすし・絵 

戦争の絵本ではありませんが、命の大切さを教えてくれる絵本です。
最初「え?」という題名ではありますが、1回1回の食事で
私たちの命のために、死んでくれた命があるということを気づかせてくれます。
ちょうど読んだ日の夕飯はハンバーグでした。
牛さんと豚さんのお肉だったんだよと教えると、
4歳の子が「うしさん、ぶださんありがとう」と言っていました^^

「平和を伝える絵本展」 7月21日(火)~7月31日(金)

フリースペース「こしがや絵本館」にて「平和を伝える絵本展」が催されます。
戦争だけでなく、震災や環境についての絵本、資料など約50点が展示されるそうです。
場所、連絡先などはこちら↓

憩いの場「フリースペース こしがや絵本館」を訪ねました☆

感想

いつも身近にある絵本。
子供たちは、絵本から純粋に戦争の暗さを受け止めていて、
「次は楽しい絵本読んで~」と明るい内容の絵本を求めてきていました。
ぜんぜん内容はわかっていないけれども、私はそれでいいと思いました。
1年に1回でも、暗さや悲しさに向き合うことで、「戦争への嫌悪感」が大きくなって、
「命の大切さ」に気づいてほしいと思っています。

残酷な描写の絵本もあるので、まだまだ早いかな~等の判断は、
対象年齢にかかわらず、子供の心を一番理解しているパパさんママさんがしてくださいね。

このような絵本を読むことは、遠い過去の戦争を考えるだけでなく、身近ないじめの問題にもつながるのではないかと思いました。

戦後70年を迎えるこの夏、ぜひ、みなさんもお子さんと絵本を通して、平和を考えて見てはいかがでしょうか?

(2015年7月 by クワイエメンバー  さと)