クワイエメンバーが見る「子ども・子育て支援新制度」 ~Q&A編~
2015年2月10日
子ども子育て新制度について内閣府サイトQ&Aより
クワイエメンバーがもっと知りたい!と思った質問をセレクトして
越谷市にご協力いただき「越谷版Q&A」をまとめてみました。
保育所等について
Q 待機児童問題は解消されるのですか?
A
深刻な待機児童問題に対応するため、政府では「待機児童解消加速化プラン」を策定し、
新制度の開始(平成27年4月予定)を待たずに先取りとなる取組みを行っています。
具体的には、小規模な保育事業や、幼稚園での預かり保育、認可を目指す認可外保育施設への支援や、
保育士の方の処遇改善などの取組みを進めています。
さらに、市町村が地域の幼児教育・保育のニーズを把握して「子ども・子育て支援事業計画」を策定し、
計画的に施設・事業の整備を進めていきます。
新制度の本格実施により、保育ニーズのピークを迎える平成29年度末までに約40万人分の保育の場を確保し、
待機児童を解消することを目指しています。
Q 地元の認可保育所に空きがなく、認可外保育所に子どもを預けています。
こうした認可外保育施設は、新制度ではどうなるのですか?
A
待機児童が多い0歳児から2歳児の保育を担う、現在の家庭保育室から地域型保育事業の認可支援を行っています。
Q 小規模保育の利用を考えていますが、卒園後はどうなりますか?
A
0ー2歳児を対象とする地域型保育(小規模保育、家庭的保育など)には、卒園後の通い先を確保するため、
平成31年までの間に「連携施設」(認定こども園や幼稚園、保育所)を設定する見込です。
地域の実情を踏まえ、連携施設に優先的な利用枠を設けることなどにより、
卒園後に引き続き保育を希望される場合の円滑な利用を図っていきます。
Q 新制度では、保育所、認定こども園(保育部分)、地域型保育への入園手続きはどうなりますか?
従来の申込み方法から変更はありますか?
A
新制度では、申込み方法や時期等が下記のとおり変わることとなります。
平成27年度保育所・保育サービスのご案内より一部抜粋
項目 |
平成26年度まで |
平成27年度から |
申込先 |
●市役所に申込 ●園に申込 |
●市役所に申込 ●園に申込 |
保育所等の |
仕事等のため常時日中家庭で保育できない ※常時:週4日以上かつ1日4時間以上 |
仕事等のため保育の必要性があるお子さん ※認定条件:月64時間以上 |
H27年4月 |
1次 12月9日~15日(一斉受付) |
1次 11月16日~22日(一斉受付) |
内定後の |
(特になし(入所説明会に参加))
|
●園から重要事項に関する説明を受け、保護者 |
Q 新制度になると保育料は上がるのですか?
A
これまで、保育料の額は、世帯の所得税額等により決定していましたが、
平成27年度からは、世帯の市民税所得割額等により決定することとなります。
現在越谷市では、利用者負担(保育料)について、現行の「越谷市保育料徴収基準額表」と、
国等の動向を踏まえ検討しています。
正式な額の決定は、市議会の議決が必要なことから、平成27年3月となる予定です。
幼稚園等について
Q 幼稚園の利用を希望する場合も、保育の必要性の認定を受ける必要がありますか?
A
幼稚園は、新制度においては下記(1)~(3)の3種類に分かれます。
(1)従来通りの運営を続ける幼稚園
(2)新制度にのった運営を行う幼稚園
(3)認定こども園(教育部分)
このうち、(1)新制度幼稚園、(3)認定こども園(教育部分)の利用を希望する保護者の方には、
利用のための認定を受けていただきます。
その手続きとしては、(2)新制度にのった運営を行う幼稚園や(3)認定こども園(教育部分)に内定後、
園を通じて教育標準時間認定(1号認定)申請を行っていただくこととなります。
なお、(1)従来通りの運営を続ける幼稚園を利用する場合、認定を受けていただく必要はありません。
Q 新制度では、幼稚園への入園手続きはどうなりますか?従来の申込み方法から変更はありますか?
A
幼稚園に直接申し込むことは、どちらも変わりません。
新制度幼稚園・認定こども園(教育部分)では、その後、教育標準時間の認定を受けるための申請を行います。
「従来幼稚園」と「新制度幼稚園・認定こども園(教育部分)」の入園手続きの違いは、次のとおりです。
平成27年度幼稚園・認定こども園(教育部分)のご案内より一部抜粋
項目 |
従来幼稚園 |
新制度幼稚園・認定こども園(教育部分) |
入園内定後の手続 |
●契約等の手続は園ごとに異なる |
●内定後、1号認定申請を行う。 |
Q 幼稚園の保育料などの仕組みが変わるのですか?
A
新制度にのった運営を行う幼稚園・認定こども園(教育部分)の利用者負担(保育料)の額は、世帯の市民税額により
決定することとなります。利用者負担(保育料)については、平成27年3月に決定することを予定しております。
現段階での案は、下記のとおりです。
平成27年度幼稚園・認定こども園(教育部分)のご案内より一部抜粋
越谷市施設型給付費利用者負担額徴収基準額表(案) (平成26年9月時点)
※あくまで案の段階であり、変更の可能性があります。
※表の税額は、住宅借入金控除、配当控除、外国税額控除、寄付金控除等による控除の税額控除をする前の額です。
階 |
定 義 |
利用者負担額 |
同一世帯から2人以上の就学前児童が入所する場合 |
|
A |
生活保護世帯 |
0 |
該当する利用者負担額の |
■1番上の子 全額 ▲上から2番目 1/2 小学校3年生までの兄姉が いる場合も該当します ●上から3番目 以降無料 |
B |
市民税非課税・均等割のみ世帯 |
9,100 |
||
C |
77,100円以下の世帯 |
16,100 |
※対象施設 |
|
D |
77,101円以上 211,200円以下 |
20,500 |
||
E |
211,201円以上 |
23,000程度 |
※利用者負担額は、見直しのため改定する場合がありますのでご了承ください。
※新制度幼稚園・認定こども園では、幼稚園就園奨励費補助金は支給されません。
※新制度に移行しない園は、基本的に園が定めた保育料です(幼稚園就園奨励費補助金が支給されます)。
●児童の属する世帯がBおよびC階層に該当し、次に掲げる世帯については、右表の利用者負担額とする。
(1) 母子(父子)世帯等 (2) 在宅障がい児(者)のいる世帯(3) 生活保護法に定める要保護者等
階層 | 利用者負担額 |
B | 0 |
C | 15,100 |
※父母等が国外で収入がある場合も、利用者負担額の算定に含めます。保育課にご相談ください。
※上記のほか、制服代など入園時にかかる費用や、給食、送迎バスなどの実費徴収、特色ある教育のための
上乗せ徴収などがあります。詳しくは、各施設にお問い合わせください
Q 幼稚園に同時に通う第2子、第3子の保育料が軽減されると聞きましたが、どうなるのですか?
A
同一世帯から保育所に複数の子どもが通っている場合、第2子、第3子の保育料については従来から減免措置が
とられています。平成26年度には、幼稚園の場合も、同一世帯に小学校3年生以下の複数の子どもがいる場合、
第2子、第3子が幼稚園に通っているときは同様の減免措置を行うこととしています。
新制度においても、こうした現行の措置と同様に、多子世帯の負担軽減を実施していくこととしています。
Q 幼稚園の預かり保育を利用していますが、今後は利用できなくなってしまうのですか?
A
幼稚園の預かり保育は、新制度では「一時預かり」として、従来と同じようにご利用いただけます。
なお、利用料などは変更になることがありますので、園におたずねください。
新制度では、こうした幼稚園における主に園児を対象とした一時預かりのほか、
保育所や認定こども園などでの一時預かりを充実するとともに、訪問型の一時預かりも新たに創設し、
子育て家庭のニーズに合わせて利用しやすくしていきます。
認定こども園について
Q 認定こども園のメリットは何ですか?
A
認定こども園とは、教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さをあわせ持つところです。
保護者が働いている、いないに関わらず利用できます。
また、認定こども園には子育て支援の場が用意されており、園に通っていない子どものご家庭も、
子育て相談や親子の交流の場への参加など利用をすることができます。
その他
Q 家で育児をしています。子育てに関して相談できるところはありますか?
A
新制度はすべての子育て家庭を支援する仕組みです。
例えば、地域で気軽に子育ての相談や親子の交流ができる場として「地域子育て支援センター」や、
「子育てサロン」などを利用していただくことができます。
就労している保護者や在宅で子育てをしている保護者の多様な保育・子育て支援ニーズに対応するため、
きめ細やかな子育てサービスの充実を図ります。
Q 「放課後児童クラブ」の改善が図られると聞きましたが、どうなるのですか?
A
放課後児童クラブは、新制度では、職員の資格・員数、施設・設備、児童の集団の規模などについて
新たに基準を定めることとしています。また、小学校6年生まで対象となります。
Q 「放課後児童クラブ」にも多くの待機児童がいますが、新制度で解消されますか?
A
新制度では、放課後児童クラブについても市町村の「事業計画」に基づき整備を進めていくこととしています。
越谷市においても、将来的な児童数の推移を勘案し、「子ども・子育て支援事業計画」に基づき
学童保育室の2室化等の整備を進めています。
また、教育委員会との連携により、学校の余裕教室等を活用するなど、定員の拡大に努めていきます。
子ども子育て新制度ってなに?
新制度での越谷市の取り組みや変更点など、知りたい情報が満載~
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クワイエメンバーが見る「子ども・子育て支援新制度」 ~小学校就学前編~
(参考)
★平成27年4月からの保育施設への申込については
http://koshigaya-kosodate.net/docs/2013090400016/
★内閣府・子ども子育て支援新制度
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/index.html
★クワイエでは越谷市内の幼稚園へ越谷市内の幼稚園にアンケートのご協力をお願いしました。
幼稚園選びのご参考に~
http://q-waie.koshigaya-kosodate.net/docs/2014080900028/
★問い合わせ:越谷市役所・保育課 電話 048-963-9167
青少年課 電話 048-963-9158
編集後記
子ども子育て新制度、どんな制度???サイトなどで調べても知りたい所で
「お住まいの市町村におたずねください。」と書かれていて今一つ理解できないでいました。
こちらのQ&Aで私と同じ様な気分だった方々の疑問が1つでも解消できたらいいなと思います(^-^)
(2015年2月 by クワイエメンバー ミサペイ)