わくわく絵本教室〜幼児をもつ親のための講座〜☆その2

わくわく絵本教室〜幼児をもつ親のための講座〜☆その2

2014年9月29日

くわっピ~ママ2 今年度で第8回目を迎える『わくわく絵本教室』
 あいのみ文庫主催によるこの講座は、リピート受講者も多い人気の講座です。

 3回シリーズのその1(0歳〜2歳ごろ)は、5月29日に行われました。
 その時の詳細は、「幼児をもつ親のための講座〜わくわく絵本教室☆その1」をお読みください。
 9月25日にその2が行われました。
 お子さんは別室での保育。(無料) 

あいのみ文庫とは

あいのみ文庫   講座風景

元荒川のほとり、文教大学の図書館にて、毎週木曜日の午後に開催される『あいのみ文庫』
小さな子どもたちと保護者のために、絵本の貸し出し、おはなし会、おとなのための勉強会などを行っています。
スタッフ5名と文教大学の学生ボランティア15名で運営しており、会員数(文庫登録数)は約200名。
 代表 塩谷智紗子さん。
2006年には、子ども読書活動優秀団体として文部科学大臣表彰を受賞 。

お知らせ版   感謝状

2日目の今日は、まず1日目の軽い復習から

・生まれてから3ヶ月ぐらいまでは、童謡やわらべ歌などを歌ったり、
 目と目を合わせ、抱っこや声がけをすることが大切。

・4〜5ヶ月ごろからは、「オノマトペ」と言われるような
 擬態語、擬音語などを多く用いた絵本や、
 くり返しの言葉の多い絵本を楽しむ。

・この時期には、多くの本を読むというよりは、
 2、3冊の気にいった本を、父母の声でくり返しくり返し読み聞かせることで、
 子どもは色々なことを覚えていく。

いよいよ本題の2歳半ぐらい〜4、5歳ごろ

まずは、保護者の方へということで、1冊をご紹介

保護者向け スタッフの立木さん 

アンガスとあひる

 ☆マージョリー・フラッグ*作、絵
  瀬田貞二*訳
  福音館書店

 →美しい色使いの挿絵とその世界を保護者自身が楽しむ。
 

 

それから、2歳を過ぎたあたりからのお薦めの本と、
その理由を、次々に紹介してくださいました。

塩谷さん 代表の塩谷さん

どうぶつのおかあさん

 ☆小森厚*作
  薮内正行*絵
  福音館書店

 →薮内正行は、動物の百科事典の挿絵を書いている人。
 リアリティあふれる絵がこのシリーズの特徴。
 また、「くわえる」「しがみつかせる」など
 子どもとお母さんとの日常だけでは、あまり使われないよう  な言葉に出会い、その中で、子どもは多くの語彙を獲得する。
 もう少し成長すると、ある時、その言葉を的確に使えるように なる。
 


 
どうぶつのこどもたち
 

 

くまのテディちゃん

 ☆グレタ・ヤヌス*作
  ロジャー・デュボアザン*絵
  湯沢朱実*訳
  こぐま社

 →「これは自分(○○ちゃん)の物」という意識が芽生える時期。
 テディちゃんに成りきって、色々な物を持っている気持ちになる。

 

うさこちゃんとどうぶつえん

 ☆ディック・ブルーナ*作/絵
  いしいももこ*訳
  福音館書店

 →言葉が調子よく、転がるように進んでいく。
 文学者として翻訳家として活躍した石井桃子さんの訳。

ちいさなねこ

 ☆石井桃子*作
  横内襄*絵
  福音館書店

 →その石井桃子さん作の本。ちいさなねこが出会う大きな
 犬や、お母さんねこのおっぱいを飲むシーンの安心感など  を、追体験できる。

 

 

サンドイッチ

 ☆小西英子*作
  福音館書店

 →リアルな美しさ。どれが一番おいしそうに見えるか、
 何度も何度もハムを取り寄せ、実際に家族に食べさせた、
 というエピソードからもうかがえるように、作品への誠実さが
 感じられる。

 


男の子向けに

とらっく

 ☆渡辺茂男*作
  山本忠敬*絵
  福音館書店

 →トラックが本当に動いているように見える。小さい子の
 場合、字を読まなくても良い。
(難点は型が古いこと、1966年初版)

ずかん・じどうしゃ

 ☆山本忠敬*作/絵
  福音館書店

 →絵だけ。
 3冊シリーズだが、良く見ると、登場する子どもが
 だんだん成長している、という遊び心がある。

 

 

ゆうびんや せきたんや うえきや

☆フィービ・ウォージントン
 セルビ・ウォージントン*作/絵
 福音館書店

→くまさんシリーズ
ごっこ遊びの始まりの時期に
ふさわしい。

 

ねずみのいえさがし

 ☆ヘレン・ピアス*作/絵
  松岡亨子*訳
  福音館書店

 →3冊シリーズ。
 同じ言葉をくり返したどっていくことで、言葉を覚える。
 たくさんの飼いねずみの中から、イメージに合ったねずみを  選び、そのねずみを自由に動かして色々な写真を撮り、
 その中から絵本のシーンにピタッと合う写真を使用した。
 手の込んだ作品。

 

 

おかあさんだいすき

 ☆マージョリー・フラック*作
  マージョリー・フラック/大沢昌助*絵
  光吉夏弥*訳
  岩波書店

 →パパ・ママの誕生日など、人を祝う気持ちが芽生えてくる
 3歳すぎくらいから、ふさわしい。

 

 

クワイエファミリー(頭)  

今回の講座のまとめ

  1. まずはお母さん自身が「楽しいな」「面白いな」と思える本を読む。
  2. 子どもを抱っこして、ひざの温かさを感じさせる。
  3. 色々あっても、イライラせずに、その時間だけは
    「あなた(=子ども)のための時間」とする。

次回、10/9(木)は
いよいよ最終回です。
お楽しみに!

編集後記

実は、この講座、3年目の私。。。
保育の先生方からも、顔を見るなり「あら、○○ちゃん!」と呼ばれるほど、
すっかり顔なじみの我が子です。
毎回の講座の後に、紹介された本をドドっと購入するのですが、
どれもハズレがありません。
今回、紹介された本は、先生もおっしゃるように、
自分で書店や図書館に行って探しても、恐らく手に取らないだろう本ですが、
子どもの心にはピタっと来るらしく、全てお気に入りの本ばかりです。
ぜひ、皆さんも試してみてください。
 

(2014年9月 byクワイエメンバー アリス)

地図

文教大学あいのみ文庫

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