親子の悩み相談所「越谷市教育センター」を取材しました☆

親子の悩み相談所「越谷市教育センター」を取材しました☆

2014年12月4日

みなさんは「越谷市教育センター」をご存知ですか?
名前だけ聞くと、「学校より堅そう」「先生に関係するところ」「難しそうで家庭には縁遠い」
…といった敷居の高さを感じませんか?

越谷市教育センターは、悩みを抱える子どもと保護者の相談を受けて、
具体的なアドバイスをしてくれます。
子どもの言語や聞こえ、身体的なこと、いじめ、
不登校、学校・友だちになじめない、集団不適応など、
どれも大きな問題ですが、言い辛いことでもあります。

越谷市教育センターって、実際はどんなところなのでしょう。
クワイエメンバーはこの疑問を解消すべく、指導主事の島田さんにお話を伺いました!

越谷市教育センターについて教えてください☆

前身は東小林にあった教育相談所です。
現在は「教育センター」として、増林地区センターと一緒の建物の中にあります。
主に、教育研究(先生方の研修・情報管理)と教育相談の2つの業務を行っています。

教育センター外観

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越谷市教育センター 施設の紹介

  • プレイルーム
    身体の動きを通して、子どもの特性を見させてもらいます。
  • 中庭
    緑が多く心が落ち着くよう配慮されています。
  • 適応指導教室「おあしす」
    学校や家庭生活等、様々な原因で不登校になった子どもの学校復帰をめざした適応指導を行う教室です。
    保護者も子どもも、不登校だから…とあきらめないで、
    学校に戻れるということを知ってほしいですね。
    子どもたちは、いつから学校に戻るか?ということを、意識しながら取り組みます。
    授業は行わず個々の学力にあわせて学習指導やコミュニケーションスキルの向上を指導しています。
    あくまで学校生活を送る上で困らないようなサポートをします。
    自主的な行動計画を立てて課外活動なども行います。

越谷市教育センターでできること☆

学校、生徒、保護者、それぞれとの関わりについて教えてください。

越谷市内に在住の4歳から中学生までの子どもと、その保護者が対象になります。
不登校やいじめは、早期発見・早期対応を念頭に、相談を受けています。
「ふざけ」から「いじめ」に発展する前に防止したいですね。

教育センターは学校に対する支援、先生方への研修、
学校でできないこと・困っていることへの下支えをし、
学校が子どもたちを教育しやすい環境を作る手伝いをしています。

先生方への研修は、指導力の向上を目的にしており、
研修を日々の指導に生かしてほしいと願っています。
また、問題が起きたときに、子どもの生育暦・支援の必要性など、児童生徒の理解を深め、
いろんな角度から物事をみる柔軟性を習得し、指導にあたってほしいと願っています。

学校・保護者と教育センターの連携はありますか?

はい。必要に応じて学校と連携を図り、支援等を行います。

案内をみると相談内容は多様ですが、相談員はどのような方ですか?

構成は、相談を担当する指導主事6名、他に面接や訪問など
さまざまな相談に対応する23名の相談員や指導員がおります。
ひとつの相談に3ヶ月~6ヶ月、あるいは年単位の時間が必要になる場合もあります。
相談は一年で区切られ、年度ごとに見直します。

子どもの発達に課題がある場合、お母さんも薄々気がついている場合があります。
「うちの子は、ほかの子と何かが違う」ということを言い出せない、言う勇気がない。
どうしよう…となったときに教育センターへ相談、あるいは来ていただければ、
保護者の気持ちや考え方を和らげながら、大切な子どものために
どのような支援をしてあげればよいのか、というお手伝いができます。
相談していただくことで、解決への道筋が見え、内容が整理されます。

家庭に問題がある場合も相談できますか?

子ども本人ではなく、家庭に問題を抱えている場合もあります。
こうした場合は、スクールソーシャルワーカーという専門家が対応します。

彼らは、必要とする支援制度や福祉・医療・法的機関等と家庭をつないでくれ、
家庭との信頼関係を築き、長い時間をかけながら
事態を好転させるためのお手伝いをさせていただきます。

子ども専用電話相談 「ハートコール」について

子どものために専用回線を設けていまして、相談員に直接電話がつながります。
こうすることで、親にも先生にも言えないことを、安心して話してもらうことができます。
電話をかけた子どもと相談員のホットラインのようなものですね。

子ども専用電話相談(こどもせんようでんわそうだん) 「ハートコール」
月~土 午前9:00~午後9:00 (受付は午後8:30まで)
電話   048-962-8500

近年、とくに多い相談はどんな内容ですか?

聞こえ・言葉、集団不適応(子ども同士で関われない、
コミュニケーションがとれない、保育所等へ行きたがらない)が多いです。
特に毎年6月は、小学校に入学されたご家庭の相談が増えています。
こうした問題は家庭での接し方に、迷われることが多いと思いますので、
できるだけ早めに相談いただければと考えています。

他に、就学先に関する悩みも多いですね。
(例えば、普通学級がいいのか?特別支援学級がいいのか?など)
将来子どもが社会的に自立することができるか、
そのためにはどんな方法があるのか、という視点で
考えていただければと思います。

どのような場合に子どもの検査を行うのですか?

子どもの客観的な特性をみるために、検査を行います。
最初に保護者へご理解いただくための説明をして、
了承を得た後に検査を進めています。

教育センターに相談したことは、学校に知らされますか?匿名で相談できますか?

学校には保護者の了承を得てから連絡いたします。
こちらから了承なしに知らせることはありません。
匿名での電話相談も受けています。
その後、来所相談のご案内をさせていただいています。

いじめ、不登校についてお聞きしました。

学校に行きたがらない場合は、学校と教育センター、どちらに相談すべきですか?

どちらということではなく、まずは学校に相談していただくことがよいと思います。
あわせて、教育センターを活用していただければと思います。

※不登校とは、30日間以上欠席が続いている状態をいいます。

いじめがわかった場合、親はどのように対応すればよいでしょうか?

いじめの問題は、命にかかわる場合があります。
教育センターでは保護者から事実をお聞きして、保護者の承諾を
得た上で学校と連携をとる場合もあります。

私たちは保護者がどのように感じているか話を聞き、お子さんにも
教育センターへ来ていただくことで、心のケアをしていきます。

いじめは、保護者と学校がきちんと話し合うことで解消できるケースが多いです。

問題行動が性格や個性によるものか、迷う保護者へメッセージをいただきました!

とにかく気軽に相談していただければと思います。
事態が深刻になる前に声をかけ、教育センターへ来ていただきたいです。

私たちに相談してもらうことで、子育てに自信を持てるよう提案させていただいたり
子どもと関わる方法があるということで、互いに考えていきます。
子どもを否定的にみる必要はないということに、気づいてもらいたいです。

子どもの特性に応じて、それにあうように工夫していけばいいんだ、という
発想になっていただければ嬉しいです。

「どうしたらいいの? なぜわからないの?」を繰り返していくと、
親も子も疲れてしまいます。
考え方をいくつか持つことで負担は軽くなり、
子どもの行動を理解することで、余計なストレスの軽減につながります。
そのことを保護者に学んでいただく機会として、ここを利用してもらいたいですね。
子どもが来るのを嫌がる場合は、訪問することも可能です。

 


子どもたちのことを熱心にお話してくださった島田さんの姿が、印象的な取材でした。
お忙しいなかご対応くださいまして、ありがとうございました!

越谷市教育センター

住所:〒343-0011
埼玉県越谷市増林三丁目4番地1 
アクセス:
越谷駅から増林地区センター行き終点下車 、または、総合公園下車徒歩3分 (朝日バス)
南越谷駅から東埼玉テクノポリス行き総合体育館前下車、徒歩8分(タローズバス) 
駐車場あり(地区センターと共用)

子育てに悩んだら・・・「こしがや子育てネット

■相談受付
TEL:048-962-9300/048-962-8601

  • 来所相談 月~土 午前9:30~午後5:00 (電話での予約が必要です)
  • 電話相談 月~土 午前9:00~午後9:00 (電話受付は午後8:30まで)

相談内容

  • 正しく発音ができない音がある。ことばがつまるような感じの話し方をする。
  • よく聞こえていないようだ。
  • 身体に不自由なところがある。
  • 「落ち着きがない」 「集中して課題に取り組めない」 ところがある。
  • 友だちとうまく遊べないため、トラブルになってしまう。
  • 学校に行く時間になると具合が悪くなるなど、登園、登校を嫌がることがある。

相談の対象
市内在住の4歳から中学校卒業までの子どもとその保護者

 

編集後記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お話を伺った島田さんは以前は教壇に立たれていたそうで
「おあしす」を巣立っていった子ども達のことを嬉しそうに語る姿が印象的でした。
将来、自立するための第一歩として学校へ行く。
そのために正に親身になって相談に乗ってくれる、各所と連携をとってくれる…
家族だけではどうにもできないと思った時に頼れる場所、それが教育センター!(nt)

ひとりでも多くの、子どもたちの明るい未来と家庭のために、
働いてくださっている教育センターの相談員さん。
悩める家庭のアドバイザー!だと思います。
右も左もわからない状態のなか、一から順に説明してくださいました。
この丁寧さで、相談に乗ってもらえるならありがたいと感じました。(れいなママ)

実際にお話を伺い、認識新たになりました。
いろいろな事業の内容は、学校、家庭、相談者と連携をうまく取ることによって活かされると思いました。
愛情と根気のいる仕事ですが、一般的には敷居が高く感じられ、
一歩が踏み出せない方もいらっしゃるのではないかと思います。
私自身もお話やパンフレット等により、その点が少し超えられたような気がします。
悩んでいる人が自分から歩き出せるような各種事業、
多くの人に知って頂けたら素晴らしいと思います。(やまぴー)

(2014年11月 クワイエメンバー by nt、れいなママ、やまぴー

地図

越谷市教育センター

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