パパと遊ぼう〜シナプサイズ【第2弾☆座談会編】

パパと遊ぼう〜シナプサイズ【第2弾☆座談会編】

2014年4月14日

水辺のまちづくり館 シナプサイズ

3/15よく晴れた土曜日、越谷レイクタウン水辺のまちづくり館にて
NPO法人ファミリーリンク越谷主催「パパと遊ぼう〜シナプサイズ」が行われました。
その様子は、【第1弾☆講座編】をご覧ください。

【第2弾☆座談会編】では、講座修了後に行いましたロングロング座談会の様子をお伝えします。
座談会は、実に1時間半にも及び、シナプサイズについてのみならず、
それぞれの方の子育てや家庭に対する思いから、福島での支援活動に関するものまで、
多岐にわたりました。

出席者 

出村常子さん(主催者)    fusae さん(講師)   森下進さん(制作・音響)
ファミリーリンク越谷代表  シナプサイズ考案者   サウンドエンジニア

出村さん  fusaeさん  森下さん

NPO法人『ファミリーリンク越谷』について

最初に、主催の出村さんより『ファミリーリンク越谷』の活動について、お話しいただきました。
シナプサイズを初めとする「親子講座」の他、百人一首、一日子ども商店街
放課後教室、勉強お助け塾、わくわくコンサート、いじめサミット、
公園広場など、子育て支援を中心として活動するNPO法人です。
『リンク』とは、つながりのこと。
「ひとりぼっちをなくそう」「地域のみんなで元気に」ということを目指し、
親子・子ども同士・親同士・異世代・地域などのつながりを大切にして、
それを楽しみ、育てていこうとしています。(HPより)
 

シナプサイズとは

fusaeさん 子どもが大好きなfusaeさん。
 0〜6歳までの脳が作られる時期にこそ、
 「本物」に触れさせたいという思い、
 みんなをまんまる笑顔にしたい」という願いを持っています。

 音楽教室を主宰し、たくさんの子どもたちを教えているfusaeさんは、
 その延長として、お勉強ではなく音楽を丸ごと楽しめるような
 リトミック+@のコンサートをやっていました。

それが、森下さんとの出会いにより、音響の力を借りて、
更にショーアップした現在のような形に進化しました。

「シナプサイズ」とは、

脳細胞と脳細胞をつなぐ役割の「シナプス」と「エクササイズ」を合わせた造語で、
シナプスを刺激して脳を活性化させるというもの。
fusaeさんが考案しました。
講座の中盤で行った体操をメインに、その前後に行ったわらべ歌や紙芝居などの
全てを含めたイベントを「シナプサイズ」と呼んでいます。
音と音楽を大切に、年齢や性別、その他の色々な状況に応じて
内容は柔軟に変化・対応します。

まだ自分では動けない0歳児でも、「耳」からたくさんのことを吸収し、
イマジネーションを広げることが出来ます。
良質な刺激が必要な乳幼児期に、大抵のコンサートでは入場お断りですが
「シナプサイズ」では、子どもが騒ぐのOK、動き回るのOKです。

発達段階によっては

やらない時期もあります。(イヤイヤ期、もっと大きくなって恥ずかしいとか。)
そんな時は、無理矢理やらせず、じっと見守っていると、そのうちにまたやる時期も来ます。
親は、つい、
「最低500円分くらいは元を取って!」(注*参加費500円です。)
「先生に申し訳ない。」
「どうしてウチの子だけやらないのかしら。」と思って
「やりなさい!やりなさい!」「ちゃんとしなさい!」と口やかましく言ってしまいます。
が、「見て学ぶ」タイプの子もいて、出来るようになるまでやらないという子もいます。
例え、後ろを向いていても耳で全てを聞いて、細胞レベルで覚えているので大丈夫。
自分から自分の意思でやりたいと言うことが成長につながります。
それまで、親が待っているということが大切です。

 

パパと遊ぼう

最近は、「イクメン」もだいぶ増えてきたとは言え、クワイファミリー(パパ&くわっピ~)
まだまだ、育児のほとんどの部分はママが担っています。
残業続きの毎日では、平日にパパが子育て参加するのはほとんど不可能。
たまのお休みに、いざ子どもと遊ぼうと思っても
「何をしたら良いか分からない」
というパパも多いのではないでしょうか?

座談会1

一方で、出村さんは以前に育休をとったイクメンパパが
公園に行ってもママばかり、社会からは取り残される感じで、
ついに鬱になってしまった話しも聞いたそうです。
ですから、

  • パパたちが積極的に出かける場所を作ること
  • ​パパ同士をつなげるきっかけ(パパ友)を作ること

も大切だと考えました。

そこで、ファミリーリンク越谷の新しい事業として
『パパと遊ぼう』を考えていたときに、ある共通のお知り合いを通じ、
fusaeさんを紹介されたそうです。
子どもが楽しいのはもちろんのこと、連れて来る大人も楽しくなければ
長く続かないと出村さんは考えていました。
その点「シナプサイズ」は、豊かな表情、音の素晴らしさ、柔らかい歌声で
これだ!と思ったそうです。

『パパと遊ぼう』では、パパママ揃って参加するご家庭も多いですが、クワイエファミリー(全員)
本当は、たった1時間だけでも、子どもと離れ、ママ1人の時間を持つこと、
買い物をしたり、お茶を飲んだり、そういう時間を楽しんでほしい。
また、パパも「1人で見ることの大変さ」を味わってほしい。
そうして、少しずつ子どもに慣れ、色々な経験をすることで
子どもがパパの膝を恋しくなってくれたら、家でもママは家事がはかどり、
夫婦も円満、みんなハッピーというわけです。(笑)

座談会2

福島での支援活動について

fusaeさんと森下さんは、2012年7月から何度も福島に足を運び、
幼稚園・保育園や仮設住宅などに、シナプサイズを届けてきました。

Q 被災地でシナプサイズをやろうと思ったきっかけは何ですか?

A 2012年の4月にふと目にしたNHKのニュースを見て、
福島の子どもたちが外で遊べないという現実を知りました。
ちょうど半年前に「シナプサイズ」の体操を作ったところだったので
これならば体育館でも出来るし、やってあげたいなあと思いました。
すると、森下さんが「やればいいじゃん!」と即行動。
(fusaeさんの)父親の出身地であり、以前にコンサートをやったこともある
白河市の教育委員会と掛け合い、1ヶ月後には実現したのです。

Q そこでの反応は?

A 皆さん「まるでショーを見ているみたい。」と喜んでくれました。
一番嬉しかったのは、「あの日以来、笑ったことがなかったけど、
今日はじめて心から笑った。」と言われたことです。
人間は、辛いことがあると、感情を押し込めてしまい、無表情になります。
でも、シナプサイズでつい笑ってしまい、「また頑張ろう」と元気が出たと。
そして「あなたも頑張ってね。」と、米やら野菜やらをたくさんもらって帰ってきました。
そうすることで、彼らもまた、明日からの活力が湧いてきます。
これが本当の支援の形だと思っています。

Q 今後していきたい取り組みがあれば教えてください。

A 被災地でのシナプサイズは、これからもずっと続けたい。
そのためには資金が必要ですが、「虹の架け橋募金」というのを行っています。
本来の自分(fusaeさん)は、自分の殻に閉じこもっているようなタイプでした。
ですが、こういう仕事をして、色々な方と関わると、楽しいと思うようになってきました。
全て、人と人との出会いによるものです。
世の中の人をつなげたい、と思っています。
募金は、「自分は、被災地に行くことが出来ないので、アナタ代わりにお願いね」と
気持ちを託されているのをとても強く感じます。
それは、とてもプレッシャーではありますが、とてもやりがいがあります。
 



と、ここで、fusaeさんからも「人のつながり」という言葉が出てきて
最初の出村さんのお話とも、つながったところで、
きれいにまとまり、お開きとなりました。

この日の『パパと遊ぼう〜シナプサイズ』講座の様子は、
[第1弾☆講座編]に詳しく紹介していますので、お読みください。

『パパと遊ぼう〜シナプサイズ』を含め、今後のさまざまな活動の最新の情報は、
ファミリーリンク越谷のHP(http://familylink-koshigaya.jimdo.com/
及び、fusaeさんのHP(http://fusae.jp)をご覧ください。

 

プロフィール

 fusaeさんfusae(ふさえ)
 歌手・ソングライター・音楽教育家
 3歳よりクラシックピアノをはじめ、東邦音楽大学ピアノ専攻にて学ぶ。
 在学中より、CMソングやステージなどプロとしての活動を始め、
 1990年、内田奨学基金を得てバークリー音楽大学(アメリカ)にて学ぶ。
 2000年、テレビ朝日「たけしの万物創世記」に出演し、
 “聴く人の脳内にα波現象の起こるボーカリスト”として科学的に証明される。
 現在「シナプサイズ」の他、0歳から聴ける「おひざのうえでコンサート」
 学校公演「君は君だよコンサート」などを行う。
 

ホームページ http://fusae.jp
ブログ http://ameblo.jp/fusae (最新情報を確認できます)

 森下さん森下 進
 サウンドエンジニア
 レイ・チャールズ、ニニ・ロッソ、ピーター、長山洋子、水前寺清子など
 内外の一流アーティストのチーフミキシングエンジニアを担当。
 また、歴史的イベント「Jリーグのオープニング in 国立競技場」で、
 音響プランニングを担当。

 fusaeのオリジナルメソッド「シナプサイズ」を無償で被災地に届けている。
 その中で、
音によって人間の感情や心が癒されてゆき、
 心身までが健康になるのを実感して、音の可能性を深く追求している。


ホームページ http://amsr.biz/

編集後記

取材というより、楽しい「おしゃべり会」を聞いているような、
密度のとても濃~い1時間半でした。
fusaeさんと森下さんの技術と情熱に、出村さんの優しさが合わさって、
この深く楽しくも、のんびりほのぼのとした
「パパと遊ぼう~シナプサイズ」が出来ているのを感じました。(fika)

音楽関係の方と話すのははじめてで緊張しましたが、
とても気さくなお2人ですっかりファンになりました(ハートv)
長年子育てをサポートしてきた出村さんの的確な視点を交えながら、
昨今の子育て事情から、家庭内のパパの位置、パパの扱い方(笑)、
音楽のこと、そして被災地のことと、示唆に富むお話を聞くことができる
貴重な体験となりました。ありがとうございました☆(れいなママ)

とても和気あいあいと雰囲気の中で、有意義なお話をたくさん伺うことが出来ました。
出村さん、fusaeさん、森下さん、お三方それぞれの方の心にある“熱い思い”が
たくさん詰まった「パパと遊ぼう〜シナプサイズ」だということが分かりました。(アリス)

(2014年 4月 by クワイエメンバー fika,れいなママ,アリス)

 

 

地図

レイクタウン水辺のまちづくり館