親子でインターネットを正しく、安全に使おう!!

親子でインターネットを正しく、安全に使おう!!

2014年4月14日

パソコンやスマートフォン,携帯電話をはじめ、
子ども達が大好きなwii,DSなどのゲーム機器でもインターネットを利用することができます。
そのため、一昔前に比べると、大人も子どもも日常的にインターネットに触れています。
でも、インターネットを利用する時間が増えると、
インターネット上のモラルやマナー、利用の仕方について悩むことがありませんか?
先日、「子どものインターネット活用で親が知っておくべきこと!」で取材させて戴いた
越谷市教育センター所長の大西久雄さんに
親子で学べるインターネットモラルについてお話を伺ってきました。

関連記事
子どものインターネット活用で親が知っておくべきこと!
第1回『子どもに携帯電話(スマートフォン)を持たせる時に気を付けることは・・・』
第2回『小学校や中学校では、どのようにインターネットについて学ぶのか・・・』
第3回『保護者が学ぶためのお薦めの書籍,専門家,サイト,講座について』

大西久雄さんの経歴

大西久雄さん経歴元越谷市立大袋中学校長
現在、越谷市教育センター所長
大袋中学校在職中、iPadなどを利用したICT教育に力を入れ、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を提供している
企業などと連携して、中学生にインターネットを活用しながら、
その利点や危険性を体感させる取り組みが話題を呼び、
新聞,テレビなどで取り上げられる。

今も教育現場でのICT活用に向けて積極的に活動中。
現在、インターネットモラルについて学べる漫画
『ネット警備隊 ねっぱとくん』を執筆している。

“情報モラル教育啓発指導漫画”を作成されているとお聞きしましたが・・・

現在、インターネット上のモラルやマナー、インターネット利用について学べる
“情報モラル教育啓発指導漫画”『ネット警備隊ねっぱとくん』を執筆しています。

ねっぱとくん表紙

『ネット警備隊ねっぱとくん』を作成しようと思った動機は何ですか?

以前から子どものインターネットに関する問題は起きていますし、
今、世間では、LINEいじめなどが問題とされています。
そして、様々な企業や団体が資料を作成し、啓発活動を行っていますが、
資料が学校に届いていなかったり、
資料が届いても内容が難しかったりして、浸透していないのが現状だと思います。

そんな中、愛知県の金城学園中・高校の生徒達が作成した本
●中高生のためのケータイ・スマホハンドブック
●生徒・保護者のためのケータイ・スマホ・ネット教育のすすめ「賢い管理者」となるために
が話題となり、実際に読んでみると、構成内容が非常に良くできています。
でも、イラストよりも文字が多く、文章を読まなければならないため、
生徒や保護者に配布してもなかなか読んで貰えなかったそうです。

それならば、気楽に肩肘張らずに簡単に学習できるものは無いか?
インターネット上では、イラストで解説しているものも多いので、
漫画が良い!と思いましたが、実際に漫画のような教材はありません。
そこで、大学時代に漫画研究会に属していた経験を生かし、
自分で描いてしまおう!ということで作成しました。

越谷市では業者に委託をしてネットパトロールを実施していますが、
LINE等はメール通信と同じ形態のため、チェックに引っ掛からず、
問題が表面に出てこなくて、深刻化している部分が多いです。
そういうネットパトロールを舞台にした漫画で
インターネットを楽しく、正しく学習して貰いたいと思いました。

こういう経緯で、“情報モラル教育啓発指導漫画”『ネット警備隊ねっぱとくん』が誕生しました。

ねっぱとくんラフ画ねっぱとくん着彩アイテム

『ネット警備隊ねっぱとくん』を通して伝えたいことは何ですか?

インターネットは有効な手段ですが、使い方によっては危険もあるので、
正負をしっかり理解して、正しく使える子どもたちを育てていきたいのです!
ミッションとして掲げているのは、
<笑顔で、爽やかにICTを駆使できるスマート日本人づくりの一翼を担う>
情報モラルと情報リテラシーをみんなで楽しく学べる場を作っていきたいと思っています。

※リテラシー:読んだり、書いたりする能力のこと。これに「情報」という言葉が付くと、
パソコンやスマホなどの情報機器や技術を使いこなす力を意味します。

取材風景

『ネット警備隊ねっぱとくん』は、まずFacebookで公開しました。
そして、Facebookで繋がりのある島根県出雲市の小学校の先生から
担任をしている4年生に対して教材として利用をしたいとの申し出がありました。
毎週末、1話ずつ帰りの会などで提示し、
先生がちょこっとコメントをつけるだけでも子どもたちの中に確実に残るようです!
一度に全てを教材として扱うより、1話毎に15分、20分の短い時間でも
連続で学習していくと定着度が高いということが分かりました。

『ネット警備隊ねっぱとくん』の利用についてですが、著作権は放棄していません。大西に存します。
でも、一報いただければ、自由に活用して貰って構いません。

活用した時の内容,対象者,人数,方法等
活用時の様子や反応・声などをお知らせください。

『ネット警備隊ねっぱとくん』を作成する上で、気を付けた点は何ですか?

対象者が小学生から高校生くらいまでと広い範囲なので、
どの世代が学んでも分かるように気を付けています。
また、情報量も1話で見開き2ページとしています。
その量なら楽しく読めて、それとなく情報モラルと情報リテラシーが学習できます。
ダメダメと押し付けず、“こんなことあるけれど、どう思う?”と子ども達に考えさせ、
そういう意味では、説教くさくならず、教え込み過ぎない内容にし、
学校だけが学習する場ではなく、家庭でも親子で見て、
マナーやインターネット利用について分かりやすいように心掛けています。

第1話から第10話まで学んだら、「ネット警備隊准隊員の認定書」を贈呈します!
実際に、前述した島根県出雲市の小学校4年生には、
このネット警備隊准隊員認定書を送付し、
子ども達が喜んでいるとの報告を貰いました。

また、ネット警備隊准隊員として一年間正しくインターネットを使えたら、
正隊員に昇格!という流れで考えています。

ネット警備隊准隊員の認定書

『ネット警備隊ねっぱとくん』を利用した授業での子ども達,先生方の反応はいかがでしたか?

―――大西さん自ら『ネット警備隊ねっぱとくん』を用いた授業をされたとのことですが、
どのような授業だったのですか?

越谷市内の小学校で、6年生児童70名を対象に45分で4話分の授業をしました。
1話15分程度で、説明と子ども達との質疑応答などをするとちょうどそのくらいの時間になります。
あまり教え込まず、子ども達が感じて要点を押さえていく形での活用が望ましいです。
実際に、小中学校で10話分すべてを一度でやる時間を取るのも難しいですから、
朝の会や帰りの会、学活などの少しの時間を利用して、
継続的に取り組んで貰いたいですね。

この6年生児童達は、卒業するまでに残りの話(第5話~第10話)を
6年生の担任の先生が説明をし、ネット警備隊准隊員認定書を渡して
卒業していきました。

―――授業を聞いた子ども達、先生方の反応はどうでしたか?

6年生児童達からの感想文を貰いましたが、
しっかりインターネットの利用について意識を持ち、
正しく使っていきたいという気持ちが表れていました。

各先生には、資料や情報をどんどん提供して、扱い方は先生に任せています。

『ネット警備隊ねっぱとくん』について今後の展開は?

Facebook上で繋がっている全国の先生方が
この教材を通して情報を共有する場ができてきました!

また、坂戸市の中学校の保護者会で配布されたり、
上尾市にある大学の新入生オリエンテーションで利用したり、
埼玉県教育委員会・久喜市教育委員会・熊谷市教育委員会の各委員会でも活用したり、
越谷市の他、上記の市以外でも、また県外でも

福岡・鳥取・大阪・静岡・山形の各学校でも利用したいとの申し出があり、
あちこちで活用の輪が広がっています。

また、越谷市ホームページをはじめ、
埼玉県ホームページ,
埼玉県PTA連合会ホームページなど
様々な機関で『ネット警備隊 ねっぱとくん』」©2013 Onishi Hisaoが掲載されています。

越谷市ホームページ
http://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi/kosodate/oshirase/pr-neppato_kun.html

埼玉県ホームページ
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/neppatokun.html

埼玉県PTA連合会ホームページ
http://www.saitamaken-pta.jp/np/

「ねっぱとくん100万人プロジェクト」を考えていました。
子どもも大人も含め、「ねっぱとくん」で学ぶ人が100万人いたら
きっと何か変わるはずです。
日本人が変わるのではないか、という思いで
このプロジェクトを進めていきたいと考えています。

「ねっぱとくん100万人プロジェクト」構想

越谷市教育センターには、『ねっと警備隊ねっぱとくん』コーナーがあります。
来所された際には、ご覧ください。

越谷市教育センター展示コーナー

『ネット警備隊ねっぱとくん』©2013 Onishi Hisao

【第1話】ネット警備隊のおしごと(1)(71.5KBytes)
【第1話】ネット警備隊のお仕事(2)(73.9KBytes)

【第2話】見えること、見えないこと(1)(72.1KBytes)
【第2話】見えること、見えないこと(2)(70.1KBytes)

【第3話】写真は残る-そしてある時に(1)(73.6KBytes)
【第3話】写真は残る-そしてある時に(2)(84.6KBytes)

【第4話】写真でわかる-あなたは誰、どこにいる(1)(68.3KBytes)
【第4話】写真でわかる-あなたは誰、どこにいる(2)(79.0KBytes)

【第5話】ケータイ・スマホ おもての顔・うらの顔(1)(69.2KBytes)
【第5話】ケータイ・スマホ おもての顔・うらの顔(2)(71.4KBytes)

【第6話】ちょっと待った!そのクリック(1)(66.5KBytes)
【第6話】ちょっと待った!そのクリック(2)(83.1KBytes)

【第7話】SNSで加害にも被害にも・・・(1)(78.7KBytes)
【第7話】SNSで加害にも被害にも・・・(2)(67.2KBytes)

【第8話】インターネットはみんなのもの(1)(74.7KBytes)
【第8話】インターネットはみんなのもの(2)(75.0KBytes)

【第9話】LINEが悪い・・・かな?(1)(67.5KBytes)
【第9話】LINEが悪い・・・かな?(2)(69.6KBytes)

【第10話】ネット世界を正しく歩こう(1)(76.6KBytes)
【第10話】ネット世界を正しく歩こう(2)(57.4KBytes)

【第11話】ネットに依存・・・あなたは大丈夫?(1)(72.4KBytes)
【第11話】ネットに依存・・・あなたは大丈夫?(2)(76.3KBytes)

【第12話】親子で考えよう-家庭でのルールづくり(1)(85.0KBytes)
【第12話】親子で考えよう-家庭でのルールづくり(2)(75.2KBytes)

【第13話】大人がしっかりしなければ・・・!(1)(76.8KBytes)
【第13話】大人がしっかりしなければ・・・!(2)(79.5KBytes)

【第14話】自分がコントロール(1)(78.1KBytes)
【第14話】自分がコントロール(2)(78.5KBytes)

【第15話】「心」と「術」を鍛えないとね(1)(74.9KBytes)
【第15話】「心」と「術」を鍛えないとね(2)(73.6KBytes)

【第16話】IDは個人情報(1)(72.7KBytes)
【第16話】IDは個人情報(2)(81.4KBytes)

【第17話】フィルタリングはなぜあるの?(1)(79.7KBytes)
【第17話】フィルタリングはなぜあるの?(2)(83.0KBytes)

【第18話】ネットの(も)「無料・フリー」は要注意!(1)(81.0KBytes)
【第18話】ネットの(も)「無料・フリー」は要注意!(2)(81.2KBytes)

【第19話】スマホ時代の「便利」は「誰かの不都合」かも・・・(1)(73.1KBytes)
【第19話】スマホ時代の「便利」は「誰かの不都合」かも・・・(2)(86.1KBytes)

【第20話】自分の中にリテラシーの木を育てよう!(1)(69.0KBytes)
【第20話】自分の中にリテラシーの木を育てよう!(2)(72.3KBytes)

情報モラル教育啓発指導漫画『ネット警備隊ねっぱとくん』©2013 Onishi Hisaoについて
著作権は放棄していません。大西に存します。
一報いただければ、
ご自由にお使いください、のスタンスです。
活用内容、対象、人数、方法等
活用時の様子や反応・声などをお送りいただけると有り難いです。

大西久雄
Email   :onishi-h@silver.plala.or.jp
facebook:https://www.facebook.com/onishi.h

編集後記

スマホを持ち始めて、LINEやFACEBOOKなどよくインターネットを使うようになりましたが・・・
実はインターネットのことが全然わかっていなかった!と先生のお話を聞いてびっくり!!
息子もちょうどDSを持ち始めて、ますますインターネットが身近になりました。楽しく便利に
使うためにも勉強しなきゃ!と思いました。(サッキー)

インターネットに関しては、自分自身が、かなり活用しているのに詳しくない、という
偏った状態でしたので、先生のお話の1つ1つが知らないことだらけでとても新鮮でした。
今後、ますますネットは発展していくと同時に、危険も増すと思いますので、
今のうちから、モラルやマナーを少しずつ身につけていきたいと思いました。(アリス)

前回の取材に引き続き、大西さんのお話を伺って、
インターネット活用についてのモラルやマナーを学習する必要性を改めて感じました。
小学生の息子と一緒に『ねっぱとくん』を活用してみようと思います!(マユ)

(2014年4月 by クワイエメンバー サッキー,アリス,マユ)