こしがやファミリー・サポート・センター
2013年3月28日
これからご紹介する「こしがやファミリー・サポート・センター」は
子育て支援が必要なパパ・ママにぜひお伝えしたい施設(サービス)です。
リフレッシュ時に、育児と仕事の両立に・・・様々な場面で活躍してくれます!!
こしがやファミリー・サポート・センターさんに取材に行ってきました
当該センターは、越谷市中央市民会館2 階の社会福祉協議会生活支援課の中にあります。
中央市民会館はこんなステキな洋風の建物です♪
↓ ↓ ↓
今回は
- 越谷市社会福祉協議会 竹村康子さん
- こしがやファミリー・サポート・センター 岩下裕子さん
のお二方にお話しをお伺いしました。
こしがやファミリー・サポート・センターってなに?
越谷市で子育てをするパパ・ママでも、まだこの名称を知らない方は多いのではないでしょうか。
ファミリー・サポート・センター(以下、「ファミサポ」という)とは
その地域において送迎や預かりなど育児支援を受けたい人(利用会員)と行いたい人(提供会員)が会員となり
育児について助け合う会員組織のこと。
ファミサポにはアドバイザーさんがいて、利用会員と提供会員の両方の要望を聞いて仲立ちをしてくれます。
アドバイザーさんは、その要望を考慮しつつも
まず一番に、預かるお子さんが安全に楽しく過ごせる環境づくりを考えていました。
取材を兼ねたファミサポの会員登録の打ち合わせでは
アドバイザーさんが利用者である私たちの要望を聞きながら
このような感じで和気あいあいとお話を進めてくださいました
利用してみたいけど・・・
ファミサポを利用するためには、まず、利用会員の登録が必要。
利用会員は、生後6 週間から小学校6 年生までの子の保護者の方
5 市1 町(越谷市・草加市・八潮市・三郷市・吉川市及び松伏町)に住んでいるか勤務している方で
子育て援助を希望する方。
平成21 年1 月からファミサポの利用範囲が拡大され
市内だけではなく、5 市1 町の希望するセンターで育児の援助を受けられるようになりました。
ただし、越谷市のファミサポで利用会員になったからといって
草加市のファミサポが利用できるわけではありません。
このファミサポの事業は、越谷市の場合、社会福祉協議会が受託し運営していますが
他の自治体では行政が直営していたり、NPO 法人が運営していたり・・・と運営主体が区々なので
利用したい市町村のファミサポで登録をする必要があったり(+_+)
利用料金(こしがやファミリー・サポート・センターの場合)
援助活動時間 | 平日 (1時間) |
土日祝 (1時間) |
午前6時から午前7時 | 900円 | 1,100円 |
午前7時から午後7時まで | 700円 | 900円 |
午後7時から午後10時まで | 900円 | 1,100円 |
※食事が必要な場合、未就学児300 円、5 歳から6 歳400 円、7 歳以上500 円
おやつは100 円、その他は実費
私も提供会員になってみたい!!
越谷市内にお住まいで、健康な70 歳未満の方なら誰でも提供会員になれます。
併せて、ファミサポが実施する研修会に参加しなければなりません。この研修会は年3 回あり
広報こしがやや社協だよりなどで掲載。
また、子育て中のパパやママでも提供会員になれます。
特に提供会員の家庭環境などの制約はないのですが
自分の子供を含め未就学児は3 人以上にならないことや
0 歳児の活動はマンツーマンなど預かる人数に規則があるようなので
自分の子供がいながらお子さんを預かる親としても安心ですね。
なお、実際にお子さんを提供会員の家で預かることとなった場合は
利用会員とアドバイザーの3 者が提供会員の家で打ち合わせをして家内をチェックするそうです^^;
Q&A
かなりつっこんで聞いてみました!!
質問1.利用する時はいつまでに予約すれば?
(回答)利用するには事前の会員登録が必要です。登録にはセンターへの来所が必要ですが
予約制になっています。
利用したい日の2 週間以前の登録にご協力ください。
質問2.利用者はどんなときに利用できるの?
(回答)仕事の残業や保護者の用事などで保育施設のお迎えが間に合わない時や
リフレッシュしたい時などにご利用ください。
質問3.提供会員と利用会員のバランスは?
(回答)地域によって需給バランスにバラつきがあります。
現在提供会員が足りないのは、せんげん台東口、北越谷駅・荻島・南越谷駅・レイクタウン周辺です。
質問4.提供会員<利用会員の傾向を解消するために何か対策はしているの?
(回答)事業周知の拡大に努めています。
また、提供会員になるには初期研修会に参加していただかなければならないので、そのお知らせに力を入れています。
質問5.トラブルがあったときはどうしているの?
(回答)会員間のトラブルの場合は、ファミサポのアドバイザーが調整に入ります。
活動時のトラブル(お子さんが指示に従わないなど)については会員間の調整をお願いしていますが
会員同士で言いにくいことはアドバイザーが代わってお伝えしています。
トラブルを防ぐために、初回の打ち合わせで、利用会員・提供会員・アドバイザーの三者で確認を行っています。
質問6.利用会員または提供会員側からクレームがあったことは?
(回答)ファミサポのサービスをベビーシッターのサービスと同様に考えている利用会員さんからご要望をいただくことがあります。
ファミサポは、有償ボランティア的なものと考え、育児について利用会員と提供会員が助け合うサービスとご理解いただけると幸いです。
質問7.仕事で急に帰りが遅くなった場合にも対応してくれる?
(回答)依頼は原則3 日前までですが、提供会員が了解してくれれば当日でも大丈夫です。
その場合、利用会員から提供会員へ直接連絡してもらいます。
条件が合わなかった場合、追加でほかの提供会員の方をご紹介します。
それでも条件が合わなかった場合は、緊急サポートセンターをご紹介します。
質問8.提供会員のところへお迎えは親がいかなきゃだめ?
(回答)親ではなく、祖父母やお友達などでも大丈夫です。
質問9.子供が病気のときでも預けられるの?
(回答)病児・病後児は預かり、送迎ともにできません。
病後児保育室や緊急サポートセンターをご紹介しています。
質問10.利用中の事故(提供会員や預かっている子供の怪我など)の場合は?
(回答)防げる事故から子供を守るための環境づくりに配慮しています。
ファミサポの活動は安全第一です。
また、万一の事故に備えて補償保険(費用は市の事業費の中に含まれている、利用料には含まれていない)
に加入しています。
質問11.利用中の地震など災害時の対応は?
(回答)活動中に提供会員宅を離れる必要がある場合は、お子さんを連れて避難していただきます。
避難場所は打ち合わせ時に確認します。
質問12.緊急サポートセンターとの連携はあるの?
(回答)病児や緊急時などは緊急サポートセンターを紹介しています。
利用の登録はそれぞれで行っていただきます。
また、提供会員の中には緊急サポートセンターのサポート会員を兼ねている方もいます。
※緊急サポートセンター埼玉の利用登録についてはこちらから
http://ichijihoiku.koshigaya-kosodate.net/docs/2013030100082/
取材者の感想
取材前には、ファミサポについて事前登録制と聞いただけで利用するのが少し面倒な印象をもっていました。
でも取材中の話で子供の安全を第一に考えていることが良くわかり全て必要な手続きだと納得しました。
提供会員さんは地域の方々であり、提供会員さんのご自宅で子供を預けることでそのご家族との関わりがあったり
地域で子育てを支えてもらえる安心感があります。
いざという時の備えとしてはもちろん、リフレッシュでの利用も出来るので
多くの皆さんにファミサポを知って欲しいと思いました。(ゆきだるま)
取材を通じて、ファミサポの存在というのは、未就園児をもつ親としてとても心強く感じました。
“一般の方に預かってもらうなんて”と思っていた私でしたが、取材によって不安が解消され
すぐ利用会員に登録しました。
越谷市のパパ・ママがこの記事を見て、伝わるといいなと思います。
一番印象に残ったことは、ファミサポと緊急サポートセンターは運営主体が異なるために完全な連携が困難ということでした。
しかしながら、ファミサポのアドバイザーさんや提供会員さんのご尽力によって
その連携も近い将来は対応可能であるような印象を受けました。(さくらんぼ)
参考資料
■子育て情報誌 こしがや vol.3(社会福祉法人 越谷市社会福祉協議会)
http://www.koshigaya-syakyo.com/aim/003.php
■こしがやファミリー・サポート・センターのパンフレット
(←パンフレットの表紙です)
こしがやファミリー・サポート・センター
住所:〒343-0813 埼玉県越谷市越ヶ谷四丁目1 番1 号 越谷市中央市民会館2 階 越谷市社会福祉協議会内
電話:048-960-2311
開業時間:午前9 時30 分~午後5 時(祝日・年末年始を除く)
(2013年1月 by ゆきだるま&さくらんぼ)